今年も鮭の子がやってきたーっ

 今年も春の放流に向けて、鮭の学習がスタートしました。小本浜漁協の方と岩泉町の農林水産課の方がいらっしゃって、昨年、鮭の採卵見学学習をした3年生を中心(4年生はアドバイザーです)に今年の学習のスタートとなりました。

 昨年度までは卵が入ってからの観察と稚魚になってからのお世話でしたが、今年度は水槽の環境作りからスタートです。

 放流するまでおよそ3カ月。どうしても、水は汚れてしまいます。昨年もいろいろ試してみましたが、最後の方は茶色に。今年は水のきれいさを保つための新兵器を持ってきてくださいました。説明を受けながら、子どもたちが自分たちの手で設置します。そして、水を入れますが、こちらもしっかりとカルキ抜きができているか、子どもがチェック。

 チェックをクリアした大きなバケツ5杯分の水を子どもたちが水槽に入れていきます。

 水が入ると循環器等の機械を作動させて、準備OK。最後に約300個ほどの卵を入れて完成です。孵化するまでの時間は「水温×日数が480」になることが目安だそうです。それを聞いて、子どもたちの目もキラキラ。「卵から出る瞬間が見たいっ。」とすごく楽しみにしていました。もしかすると、早い孵化は1週間くらいではじまるかも...。とのこと。楽しみです。